京都アンディハウスのメンズ・クラシック部門のセレクト店である「Trait d’union」スタッフ堀江裕介が、リアルな実体験から、これぞ、という逸品を選んでご紹介する「トレデュニオン的コダワリの逸品」です。
選者の、「これぞ」、というコダワリのアイテムをどうぞお楽しみください。
財布とは、数あるアイテムの中でも、最もパーソナルなアイテム。
それは、言い換えると、自分の小宇宙です。
オンでもオフでも、財布を持たない日というのは、ほとんど無い筈。
いつも、身に付け、身に近いアイテムと言えば、やっぱりお財布ですよね。
それだけに、愛着もわきますし、やはりそういうところには、自分の鏡というのか、個性が反映されるのだと思います。
みなさんは、どういうお財布をいままで使ってこられましたか?
結構お財布で、その人その人の性格が出てくるはずです。ぜひ思い浮かべてください。
マルタンマルジェラのお財布は、そのブランド性もあって、けっして派手ではないけれど、しっかりとした物作り。
そして、控えめなブランド性が、持ち主の個性を、内面を引き出す効果もあるのです。
昨今話題の「ミシュラン」なんかでもお馴染みの、日本食・懐石料理の世界では、料理とは素材のそのものの味を引き出す事にもっとも重きをおきます。素材を味付けするのに、味付けが勝ってはいけないというのです。
マルタンマルジェラのお財布は、まさに、その精神を持っていると思うのです。
派手なブランド物のお財布では、お財布の方が強く出てしまっている人も多いのでは?
マルタンの控えめながらピリッと利いたデザイン性、そして、ブランド性こそが、それを持っているのを見た人の方が、グッと吸い寄せられる、そして、ハッと持ち主と見比べて納得する、そんなストーリーを浮かび上がらせます。
財布こそ、最もパーソナルな自分の鏡。
お会計の時など、初対面の人でも、お財布には絶対に目がいってしまうものです。
やはり、恥ずかしい物はもてません。
それは、自分の内面を見せているのと同じだから。
やっぱり、毎日持つ物、使う物、そして手放さないものだからこそ、納得したものを使いたいですよね?
マルタンマルジェラの財布は、どんなシーンにも、どんなスタイルにも、持っていて外しません。
相手が誰であっても、決して嫌味にもならず、そして、あなどられる事もありません。
マルタンマルジェラの財布、現在一番持っていてカッコいいと思う財布です。
誰かにプレゼントされたマルジェラ財布を使い続けるってのも、見ていて羨ましいですよねぇ?まぁ、僕には憧れですけど。。。
Maison Martin Margiela 11 財布 ¥36,750.から (画像は、上¥40,950. 下¥44,100.)