京都アンディハウスのメンズ・クラシック部門のセレクト店である 「Trait d’union」スタッフ堀江裕介が、リアルな実体験から、これぞ、という逸品を選んでご紹介する 「トレデュニオン的コダワリの逸品」です。
選者・堀江の、「これぞ」、 というコダワリのアイテムをどうぞお楽しみください。
1822年、C・ マッキントッシュが2枚のコットン生地の間に天然ゴムを挟み圧着した特殊素材を発明。
この特殊素材はマッキントッシュ・クロスと呼ばれ、 瞬く間に全英中に広まり、その後、世界中の人々に愛されているのは、ご存知の通りです。
初めてマッキントッシュのゴム引きコートを見たのは、 エルメスの乗馬コート。今から10数年前です。
今で言うコラボレーションの走り、当時はファクトリー(工場) という認識でしたが、、、まだマッキントッシュという認知度も少なく、エルメスやルイヴィトンなんかの名前で、あわせて知ったものでした。
その後、初めて自分の手に入れたマッキントッシュ・コートは、 まだまだ一般的に広まる前の、マイナーなときのステンカラー。
トレンドに左右されないベーシックなステンカラー、 細過ぎないシルエットが、逆にお気に入りになっていました。
他とはちょっと違う、”自分の定番” としてのコダワリのコートになり、10年ぐらい経つ今でも、着ています。
マッキントッシュのコートは、コットン素材が、 いわゆるアタリを出し、表面の色目も日焼けなどで変化していきます。
その人、その人の使い方や手入れの仕方で、他の誰とも違う、 自分だけのコダワリのコートとなっていくと思います。
しかし、このコートは一般のドライクリーニングが出来ない為、 なかなか苦労する点でもあるのです。
アンディハウス各店では、信頼の置けるクリーニング店で、 マッキントッシュコートのクリーニングも受け付けているので安心です。
過去にお買い上げになられた方でも、大丈夫。きちんと承ります。
変わらぬデザイン性と、熟練の職人の、 丁寧なハンドメイドによる仕上げ。そしてなにより安心の高級感。
何年経っても、これは着ていて外さない、という安心感において、 コートのバリエーションとして絶対一着は持っておきたいですね。
僕も、そろそろ、買いなおさなくちゃと思っています。
MACKINTOSH DUNKELD ¥115,500.