〜リネンカラーデニム仕立て・シングルジャケット〜
STEALTH WEALTH
リネンカラーデニム仕立て・シングルジャケット
¥64,050
[素材]
春夏の素材、リネンをカラーデニム生地のように特別に作った素材。
以前から当ブランドが相談している生地開発の天才F氏が
今までの、少し硬めでハリが特徴の生地素材リネンを
柔らかく、そしてデニムの様な少し染めムラがある「デニム」生地を
イメージしてつくられた渾身の素材。その為ベタッとしたカラーではなく
霜降りががった大変きれいに、しかもカジュアルにも活用「大」な雰囲気に
仕上がっております。
デニム=インディゴブルーになりがちなところを春らしい
そしてコーディネートしていただきやすカーキに上手く色付けされております。
[デザイン]
私共スタッフが敬愛するディターラムスが述べた「Less, but better」のように
今回もシンプルなデザインではありますが、
無駄の無い機能、そして「こだわり」がたくさん含まれた商品を
ご紹介致します。
シンプルな3ボタンの段かえりのジャケット。
身体に沿う綺麗なシルエットです。
当ブランの特徴の1つでもあります
「腕」に振りを付けた袖のカッティングは
計算された着やすさとルックスにこだわっております。
ジャケットの「顔」ともいわれるラペルのロール感は
他ではなかなか見られないキレイなロールです。
天然の針金と言われる馬の尻尾の毛を織り込み
作られた毛芯を使い、さらに毛芯の機能を活かすために
ラペルの裏側には「はざし」加工を施しております。
この「はざし」は通常オーダーメイドのジャケットに
施されるこだわりの加工の一つ。
(画像の点々と打たれておりますステッチです。)
こちらの「はざし」を施す事によりラペルのロール感が
より一層引き立ちます。
お手持ちのジャケットのラペル裏をご覧になってみて下さい。
もし、「はざし」が施されておりましたら、
きっとそれは高価な商品ではございませんか?
ただ、STEALTH WEALTHのテーラードラインには
全てこの加工が施されております。
それは私たちの「こだわり」の証です。
次はジャケットに施されております
ハンドステッチ加工です。
実はこの加工は特別なミシンで行われております。
通称「AMF」ミシンでステッチングしていくのですが
約50cmが加工最長距離の為、幾度となくつなぎ合わせていくため
大変手間のかかる仕事です。
ポケット周りだけでなくラペルや肩周りといった
目につく箇所に施すことにより
ジャケットのルックスが高いモノに仕上がります。
ジャケットの内側。
デザインと同様に重要な箇所であり、着心地の良さは
この出来次第で決まると言っても
過言ではありません。
こちらのジャケットでは、
表生地を裏側の見返し部分に
大きく使い、高価な生地を贅沢に使用しております。
また、出来る男の為のペン挿しポケット。
反対側のには皆さまが暑い夏の京都を
快適に過ごすべく是非とも提案したいアイデアです。
昨年の震災以来、電力不足が問題になっております。
今年の夏もやはり皆さまで協力しあわなければなりません。
そんな夏をこちらの扇子を携帯していただくことにより
少しは・・・・・何より「エコ」なアイテムです。
そんな扇子を収納する、「扇子ポケット」&扇子が装備されております。
ちなみにこちらの扇子は京都の老舗
宮脇賣扇庵さまに特別に作っていただきました。
次に肩の回り、そして袖をご覧ください。
こちらはジャケットに袖を通した際、
もしくは着用後のお客様の動きを
スムーズにするために計算された
裏生地の活用です。
さらに画像ではご覧いただけませんが
シアサッアカー生地のように
凹凸感のある裏生地を使用しております。
表面の縫製始末を裏生地でおおって隠すように
するのではなく、適度な裏地を機能的に活用したのが
こちらです。
肩から背中のあたりにかけての観音開き処理や
縫製始末を丁寧にパイピング処理しております。
さらに、こんなところまでこだわっております。
こちら左右両脇にあるパッチポケットが
伸びてしまわぬよう構造上補強する当て布です。
地震が多い国ならでは発想?ではなく
経験とこだわりから生まれたアイデアです。
今回は最後までお付き合いいただき
誠にありがとうございました。
こだわりというモノは日々進化しなければいけませんし、
止まることなくさらなる改良を施し、より良い物にしなければなりません。
私たちは、このブランドを通して
お客様一人一人に洋服の面白さや、縫製技術などの奥の深さ等を
より一層感じていただけたらと思います。
そしてなにより、着物の文化から洋服の文化に切り替わって
100年足らずでこのような世界に誇れる技術を
手に入れることの出来た「日本」
そんな国に生まれたことを誇りを持っていただけたらと思います。
「made in Japan」