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janvier 31, 2012

take a book



たまには、洋服以外の話もしたらどうでしょう・・・

というリクエストにお応えして。



今日も、いつもと チョット違う 話をどうぞ。




「take a walk」に続いて 今回は、「take a book」 と題しまして、differentスタッフ H が、最近読んだ 本 をご紹介。




ファッションとは、それを着ている人の 中身 も含めたもの ですから。





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『采配』(ダイヤモンド社) ¥1500+税 

落合博満 著




日本プロ野球界を代表するオトコの一人、『落合博満』という男。。。



選手としては、80年代に 史上初となる3度の3冠王 となり。

監督としては、在任8年間で4度のリーグ優勝、1度の日本一。

そして、往年の「燃えプロ」では、バントのフォームのままホームランを打つ 男。。。




先シーズンをもって 監督を退任した、著者の 采配論 ・リーダー論 を説いた一冊です。




もともと、この手の ”スポーツ選手が自分の論理を語る本” は、自分の好物本の一種なんですが (最近はサッカー選手系が流行)、やはり野球選手本 は、歴史的な密着度と 特に昭和的な理論が、今の時代にまた、大変カッコイイと思います。




自分の見るところ、サッカー選手はわりと個人的な論理・自己啓発 的なモノが多く、野球選手は組織論、人生訓 的なモノが多い傾向があるようです。




コチラの本も、落合監督の、監督としての論理をあますことなく説かれた一冊。


野球の論理がそのまま実生活、特にビジネスの現場にも通じる 普遍の論理 として説かれ、流石の、「もしドラ」のダイヤモンド社による、 逆「もしドラ」 なビジネス書でもあります 。



落合博満 = ドラッカー 、なかなか面白い構図です。




いつも寡黙で一匹狼のような印象を抱かせる 元祖オレ流 落合。

そんな落合の、大人すぎるほどの大人の思考、プロフェッショナルの理論が説かれます。
 
若干、正論に凝り固まった、頑固な面が出ていますが、それがまた ゆるぎない 落合イズム として 心地良さ すらあったりなかったり。
 


 
「子ども文化」になってしまったと言われる 昨今の日本。

そんな時代に、大人中のオトナの 意見が 耳に痛い です。




「孤独に勝たなければ、勝負に勝てない」 と、帯に付される言葉通り、自身の絶対的な実績から 、揺るぎのない論理を展開される本書。




「『仕事をした』と言えるのは、チームが勝ったときだけである。」

とは、野球のみならず、全ての職業に通じる プロフェッショナル論。



そして、気になる話題も自ら例えに出して。



野球通なら忘れられない 2007年の「山井事件」についても、「自分の采配を、正しかったか それとも 間違っていたか という物差しで考えたことがない。ただあるのは、あの場面で最善と思える決断をしたということだけ」 とズパッと一刀両断。




何より重要なのは、その時その時に最善の采配(決断)を、自分自身に自信を持って、そして その采配の責任に耐える (孤独に勝つ)心をもって、決断出来るかどうか と気付かされます。




野球の論理・落合イズムを、ビジネス=人生 のシーンに引き合いに出され、より自分自身に納得できる本でした。




巻末近く、こう締めくくられます。

「自分の人生を采配できるのは、ほかならぬ自分だけであり、そこに第3者が介入する余地はない。 ならば、一度きりの人生に悔いのない采配を振るべきではないか。」




自身を見つめなおすキッカケ になる一冊。

自分の人生を生きる すべての男性に、オススメです。





追伸:  落合 も監督を退き、今シーズンのプロ野球はなんとなく 見た目キャッチーな、勢い系監督が多い印象。



  皆 売れセン志向 ばっかりで、渋い知将監督がいなくなったなぁ。



  面白くないけど、勝つ野球。

  本当に強いチームってやっぱりそうなんですよ。(黄金期の森・西武とか野村・ヤクルトとかネ。)


  そして、また、そういうチームがあって、それに勝つ楽しみ もあって。。。



  まぁ、ともあれ キャンプイン 、今年も楽しみにしていますヨ、ジャイアンツ♪










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