最近、「論語」読んでます。
今あえて、なんですが、いままでも何度か読んで、口語訳を読んでも小難しくて、意味がよく分からなかったンですが、、、
「高校生が感動した論語」(佐久協・著、祥伝社新書)
は、元慶応高校の古典の先生が、現代的に解りやすく訳し、そして、補足や例えを加えて、びっくりする位に解りやすくしているのです。
敷居の高かった論語が、めちゃ面白いですよ。
それで、と言うわけでもないんですが、ふと、孔子とマルジェラって似てるかも?って、、、
たくさんの弟子が、「如何(どうですか?の意)」と訊いてくるのを、それぞれに応え、そして自分も探求していく姿。
学問とファッションが入れ替わっただけのような、、、
自分が好きなもの、着たいもの、欲しいもの。
そんな、限りなく自由で純粋なもの。
マルタンマルジェラが、最後に掴んだファッションの1つの答えが14ライン。
そんな、14ラインのアイテムを使ったコーディネートです。
先日、アイテム撮りでご紹介した、14ライン「レプリカ」のアルゼンチンタンゴのシリーズの、シャツとシューズ。
マルジェラのテンションがはっきりと分かるコレクションです。
マルジェラの最後の主張。
心して、受け留めるべし。
コットン×シルクの、上質な素材感が堪らないピンタック・シャツ。
1977年の、アルゼンチンのタンゴシャツを、現代の最上の素材でつくり替えた、時代性を超越したシャツです。
シルク特有の素材感は、これから夏にかけて最高です。
いつもより余分に、前をはだけて、色っぽく着てみたいですね。
マルタンマルジェラ14 ピンタック・タンゴシャツ ¥67,200.
マルジェラのスタンダード、ジャーマントレイナーをタンゴ・ダンスシューズに置き換えた、マルジェラ・イズムのレプリカ・シューズ。
スニーカーの様でスニーカーではなく、革靴の様で革靴過ぎない、無限の使用用途を感じさせる、マルジェラの中のマルジェラな、シューズです。
これからのシーズンは、素足で軽やかに合わせちゃってください。
マルタンマルジェラ22 レプリカ・タンゴシューズ ¥94,500.
シャツとシューズの架け橋には、シルエットに定評のある「アクネ」のアクティー・トラウザーを。
全身マルタンマルジェラでは、オシャレかどうか判らなくなってしまいますから、、、
コットンポプリンの、シャープでキレイ目のスラックスは、ビッグメゾンから普段着コーディネートまで合わせの利く「アクネ」で持っておくと良いですよ。
アクネ アクティー・トラウザー ¥29,400.
「子曰、温故而知新、可以爲師矣」
子曰く、故きを温めて新しきを知る、以て師為るべし。
(過去をよく学び、その上で新しい知識をつけ加える。そうすれば立派な行動規範となるよ。過去を無視して、ただ新しいからと飛びつけば、とんだニセモノをつかまされるのがオチだぞ。)
孔子先生もマルジェラ先生も、考えることは同じですね。