今シーズン、マルタンマルジェラの「レプリカ」のシリーズが、本当に自由で、ココロをくすぐるアイテムがたくさん出ています。
デザインから一線を退いたマルジェラの、本当にやりたいことや欲しいもの、自分の愛用品と違うか?というような、マルジェラ純度がものすごく高いコレクションが揃っています。
中でも、世界を放浪し、気の向くまま感性の刺激を探しているマルジェラは、どうやら、今は、南米に興味がある様子。
これまでも、パナマハットのレプリカなど、今シーズン南米地方から発掘されるレプリカが多いンです。
アルゼンチン・ブエノスアイレスの、タンゴ・シャツ。
これも、やはり、マルジェラの趣味に間違いありません。
マルジェラ自身が、プチ・リタイヤする前に、もう一度自分自身を見つめなおした事。
それは、やはり、自分自身が好きなもの、やってみたいことを、自由にやること、だったんじゃないでしょうか?
自分が着たいもの、着ているもの、そしてずっと着れるもの。
マルジェラの辿り着いた境地は、存外、そんなことだったんだと思います。
「レプリカ」のシリーズが始まった、2005年のシーズンは、
奇しくも、マルジェラ自身がデザインしていた時の、晩年にあたります。
ブランド名も、「マルタンマルジェラ」から「メゾン・マルタンマルジェラ」に変わったのも、ちょうどその頃。
マルタンマルジェラの「レプリカ」コレクションは、マルジェラ自身の、最後のクリエイションと言えますね。
マルジェラの趣味が詰まった、14ライン。
きっと、今は、タンゴに夢中なんでしょうネ。
MaisonMartinMargiela14
ピンタック・タンゴシャツ ¥67,200.