2009年の、当ブログでのシリーズ「オール・ユー・ニード・イズ・ミハラヤスヒロ」では、大変お世話になりました。
2009年秋冬では、本当に、ミハラのブーツが、当店ではベストセラーに。
これは、昨今の市況の中では、画期的なこと、と内外で高い評価をうけることができました。
当店ではやっぱりシューズと言えば<ミハラヤスヒロ>。
この春もますます、力いっぱいオススメいたしますので、どうぞ宜しくお願いします。
ディフェランの、2010年SS・ミハラヤスヒロの新作シューズが入荷しました。
まず、第一弾は、ミハラのトラッドシューズの原型とも言える、一枚甲のプレーントゥ・シューズ。
ミハラヤスヒロの、進化しながら、原点へ回帰した、まさに、温故知新と言える、トラッドを再解釈したコレクションを展開しています。
ミハラヤスヒロのトラッドシューズの原型と言える、一枚革でアッパーを構築した、プレートゥシューズ。
カーフのオモテ革に製品染めを施し、革のナチュラルな風合いと色感が絶妙です。
サイドからのフォルムも、スッキリとしていて上品な感じです。
ドレス靴みたく、カッチリしすぎず、さりとて崩しすぎない、フォーマルからカジュアルまで使い回しが如何様にも利く、絶対使える一足です。
スッキリ、カッチリしているのに固くなりすぎないのは、この製品染め加工による、程好い風合いのため。
ミハラの、ブーツでのデザイン性と加工の技術を、上手く転用しているのです。
そして、その加工のおかげで革も非常に軟らかく、馴染みやすくなっているため、メチャメチャ履きやすくなっているのです。
その履きやすさは、スニーカーと何ら変わりません。
お色違いは、そのまま素材も変わって、こちらはパテント(エナメル)仕様。
こちらのエナメルもやはり製品染めをしている為、染まりのムラによる色感、そして、表情を豊かにするシワ感などが、なんともミハラな一足になっています。
独特の表情が出ているパテント仕様。
パテントを染めるのは、なかなか難しく、また一点一点に違う表情が出る為、なかなか存在しないシューズなんです。
それを、飽くなき好奇心と探究心で、創造してしまうミハラヤスヒロは、本当の意味で「天才」と言えるシューズデザイナーだと思います。
ソールはレザーのマッケイ製法。ヒール部分は硬質ゴムになっていて、部分的な交換も、簡単にすることができます。
もちろん、ソール全体の修理も出来ますので、永く付き合えるシューズになっているのは、間違いありません。
最近やたらとグッドイヤーとマッケイで、製法にこだわる、知識先行の方が多いようですが。。。
僕が思うに、どちらも、そこで拘るほどの違いは無いんじゃないか、と。
僕は、その靴の、コストと使用度、全体の服のバランス、そして何より、それでカッコイイのか、ということが大事だと思います。
愛着があれば、大事に履くし、そして履き潰す様な使い方もすることないはずですしね。
ミハラの新解釈トラッドシューズ、秋冬にブーツ・スニーカーとカジュアル一辺倒だっただけに、新鮮で気になる、何より、履きたいシューズです。
ミハラヤスヒロ 一枚甲プレーントゥ 各¥40,950.