皆様にとって2009年はどんな1年でしたか?
今年は「ファスト・ファッション」や「デフレ」といった、ファッションを取り巻く環境に対する言葉が本当に多くて、、、
僕らも服に携わる者の端くれとして、本当に色々考えさせられるものがありました。
今年を統括して(まだ終わってませんが!)思うのは、服っていうのは本当に「ポジティブ」なものでなければならない、ということです。
ゴウゴウと流れ続ける時間、今この1日・1瞬が、かけがえのない刹那的なモノであるからこそ、毎日をそして未来を、ちょっとでもポジティブに、モチベーションを上げて、テンションを上げて、過ごせる為のツール、それが、ファッションなのだと思いました。
「その人の人生にフィットする服」がリアルクローズ。
誰でもない、自分だけの人生だからこそ、毎日を勿体無くないよう、楽しみながらいきましょう!
今年の「締め」コーディネート特集、第2弾は<ドリスヴァンノッテン>のニット・ガウンをフィーチャー。
大人の余裕を感じさせる、ニットアウターは、今季大注目だったアイテム。
中でも、他のブランドとはその存在からして全然違う、ドリスのニットアイテムは完璧に大人の余裕です。
ニットアウターにはインナーにゲージを違えたニットで、ニット・オン・ニットのコーディネートが良いですよ。
どこか民族的なエッセンスもありながら、完璧に大人の余裕を感じさせる、ドリスのニット・ガウンです。
ニット・オン・ニットですっきりジャケット的なコーディネート。
ジャケットやブルゾンの上に羽織って、ニットコートのスタイルも良いですよ。
ニット・ガウン DriesVanNoten ¥87,150.
インナーのミドルゲージ・ニットも<ドリスヴァンノッテン>から。
上品な雰囲気を漂わせる、Vネックのニットは、オンからオフまでのあらゆるシーンに使いまわせるからこそ、ドリスのニットで持っておきたいところです。
ベーシックでトラディショナルななかに、ピリッとさせるアクセントに裾のラインが入ります。
こちらはインターシャで違う色が織り込まれていますので、自然でさりげない、大人のポイントになっています。
平織りからリブにかけて、部分的に色が変わるという、意外と困難な造りのニットですよ。
Vネックセーター DriesVanNoten ¥50,400.
<マルタンマルジェラ>の後染めジーンズは、最近少ないダボっと感が、程良い臭さを出している、往年のマルジェラ・シルエットです。
ブラックから臙脂(エンジ)にかけて、混ざるような独特の色目が、雰囲気バツグンです。
横からのシルエットでは、腰周りからヒップ周りの、ダボッとした感じがよく判ります。
けっしてだらしなくならない、それでいて力の抜けたシルエット。
素材感は手が施され、見る人に上等な雰囲気を伝えます。
そして、ウェストとチェンジポケットに、切り替えられたレザーが。
チラリと見える、アクセントとしてのポイントです。
往年のマルジェラ・イズムを十分に感じさせる、後染めジーンズになっていると思います。
サイズは48サイズのみになっていますが、オーバーサイズで合わせても十分OK.
是非、店頭でお確かめください。
ジーンズ MaisonMartinMargiela10 ¥58,800.
ミハラヤスヒロがPUMAで創るスニーカー、PUMAbyミハラ。
コラボレーションという枠を超えて、PUMAの中で一つのカテゴリーとして、存在感を放っています。
以前のマルジェラの「NASAスニーカー」でもありました、近未来感を出しながら、ベーシックにも合わせが利く、オシャレスニーカー。
カラーリングとキャラクターで、足元のワンポイントです。
スニーカー PUMA by MIHARAYASUHIRO ¥21,000.
ニットのアウターは、まだ使いこなしている人の少ない、ニッチなアイテムとも言えます。
今から使いこなしておくと、絶対に一目置かれますよ。
大人の余裕。
何かとあくせくしたり、デフレや不況や言われる現代に、素敵な響きですね。