今季はアウターの当たり年。
あんまり贅沢は出来なくても、冬の一番メインになるアウターにだけは、一点集中で一番良いところを持ってきましょう。
特に、秋先に買い物を我慢されてた方が多く、最近になって重い腰を上げられている方も本当に多いです。
フラストレーション溜めながらの毎日なんて、勿体無い!
洋服を新しく変えることは、本当に明日からをポジティブにしますよ。
すでに、ご紹介していて、大変ご好評を頂いているマルタンマルジェラのピーコート。
まだ、ぎりぎり間に合います。
まずは、10ラインのピーコート。
先日、「昔のマルジェラみたいなコート」としてご紹介したものです。
粗野でナチュラルに野暮ったいカラーのピーコート。
このカラーでは、セレクトしてるお店が少ないためか、本当によくお問い合わせをいただきます。
この素材の雰囲気、どうです?昔の古着屋さんにありそうな良い感じでしょう。
どっしりとした粗野なメルトンウールの素材感が良いです。
1900年代初頭の様な、味のある服です。
ポケット部分にはマルジェラらしいギミックが。
フラップは生地を剥ぎ取ったように取られています。
ベーシックななかに、独特の概念をプラスする、マルジェラ流のモード。
袖口はシンプルに意匠無しの筒袖仕上げ。
生地を剥ぎ取って、その中に差込のポケットがある、という、よく見ると手の込んだ、プロが見ると凝っているなぁ。なディティールです。
裏地はコットンで、こちらも表面のメルトンに合わせて粗野な感じに。
現在、逆に、こういうディティールの服は少ないと思います。
やっぱり、マルタンがなんでもいち早いんですよね。
往年のマルジェラ・ファンには納得の、近年のファンには、これこそ是非見て欲しいコートです。
マルジェラのコートでは、やっぱりピーコートが日本人に一番合います。
MaisonMartinMargiela10 ¥144,900.
そして、一方の14ラインのピーコートは、ベーシック中のベーシックスタイル。
徹底的に素材にもこだわり、ピーコートはこれさえあれば、向う10年は必要ない、と言えるほどの、究極のピーコートでは、あります。
素材の雰囲気は、重厚な雰囲気もあるツィーディーなフラノ生地。
大人の雰囲気が全開で、見ている人にも、とりあえず良さと高級感だけは確実に伝わります。
フロントは6つボタンのクラシックな雰囲気。
ハンドウォーマー・ポケットもしっかりと、うれしいディティールです。
袖口にはベルトがあしらわれ、高級感あるボタンがアクセントと密かな主張に。
ポケットもパッチ&フラップのボタンダウンと、どこまでもクラシカルに追求した仕様になっています。
裏地は、14ラインのオリジナルロゴ入りのキュプラ&レーヨン地。これだけで、ため息がでます。
内ポケットの仕様なども抜かりなく、定番のワードローブラインとしての、マルタン14ラインの覚悟が伺いしれます。
クラシックでモード。時間軸に囚われない、究極のものづくり。
エルメスを経験して以降の、マルジェラのたどり着いた一つの境地。
それを具現化したのが14ラインだと思います。
一つは持ってみたいアイテムですね。
MaisonMartinMargiela14 ¥197,400.
マルタンマルジェラのコート。服好きなら、絶対に憧れるアイテムですよね。
たくさんの有名人が、お気に入りに入れてました。
マルジェラのコートのなかで、純粋に日本人の体格に合うのは、やっぱりピーコートが一番です。