長年使い込んでこそ、存在感が増す。 マルタンのアイテムで常々語っていることですが、さらに予感させる新作バッグの登場です。
最近、巷では小さくコンパクトなバッグで軽やかに、 というのが流行っているみたいですが(先日、読売新聞の夕刊に”アニアリ”など紹介されていた記事より)。
ディフェランでは、敢えて、のデカバッグがおすすめスタイルです。 しかも、デカバッグに荷物はごく少量、持つと言うより身に纏う、というスタイルです。
頭陀袋のように、ラフなスタイルでデカバッグを持つ。 オトコマエなスタイルになります。
皆が小さなバッグに寄っていっている時に、 無造作にデカバッグを身に纏う。これぞ、ディフェラン・モードです。
マルタンの新作バッグは、 コットンキャンバスにポリウレタンのコーティングが施された、一見レザーのように見える質感。
ずどーんとデカイバッグですが、 クタっとした質感が大きさを感じさせません。
内側はライニングが施され、ジップの内ポケット、 逆サイドには二つの仕切りポケットがあります。
サイドの小ポケットだけに荷物を入れて、 メインは空っぽでそのまま持つのが好いんです。
サイドを2段階で留められる、スナップボタン。 ボストンバッグ的なスタイルで持つことが出来るのです。
ジップの開閉、つまみには大きなレザーのストラップが。 こういうマルタンらしいデザインが好きです。
全体で見れば、バッグの存在感が分かります。
大きいバッグには、たくさん荷物を入れなければならない、 ということはないのです。
概念に囚われない、 自由なスタンスこそがマルタンマルジェラですもんね。
Maison MartinMargiela11 キャンバスコーティング・トラヴェルバッグ ¥102,900.