マルタンのアーティザナル(職人ワザ)・ラインでも発表されていたことがある、もともとインディゴ染めのデニムを、 製品後にブリーチして色抜きして「ホワイト・ジーンズ」にした、完璧にマルタンなジーンズ。
久々の発表で今季、入荷前からひそかに、皆の注目を集めていた、<マルタンマルジェラ10>の、ブリーチデニム・ ジーンズが入荷しています。
Maison Martin Margiela 10 ¥55,650.
元々インディゴだったデニムを、とことんブリーチしてホワイトにしています。そのため、ピュア・ホワイトというよりも、 表面の荒れた風合いもあって程よいくすんだ感じになっています。
シルエットも、もちろん手は抜いていません。タイト目のヒップからのライン。裾へかけて流れるようなテーパード。 スキニーほどは細すぎない、マルタンのスリム・シルエットのラインになっています。
このうしろ姿、ヒップが持ち上がって、脚が長く見え、スッキリとした美脚ラインです。
メンズのジーンズでこのラインは、やはりメインラインでレディスも手がけるマルジェラならでは。 <アクネ>のジーンズに匹敵しています。
スソ幅は細めなのでブーツなどにあわせて。くしゅくしゅっとした裾元は、今だからこそ”敢えて”な、スタイルになると思います。
なんと言っても、ブリーチの特長はこのアタリ。ステッチは元色のブルーが残っていて、好い味のコントラスト。 部分部分にブリーチしきれずに残ったブルーのアタリなど。チョット以前に似たようなモノをドメスティックのブランドでもやりましたが、 やっぱり元祖のマルジェラは違いますヨ。
5年後、10年後と、自身とともに時を経るのが楽しみなジーンズです。
<マルタンマルジェラ>の服は、本当に”宝物”になるというか、何年たっても変わらず側に居てくれる。 そんなアイテムたちばっかりなのです。