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mars 17, 2006

different "bookEnd" vol.2

前回の一回目が少しだけ、いろんな人からメッセージを頂きました。心から、ありがとうございました。で、第2弾です。最近読んで、 皆さんにもご紹介したい本をピックアップ。興味のない方はどうぞとばして下さいね。

あと、何か面白かった本があれば、逆にご紹介してください。スタッフまで、お待ちしてます。

 

 

「標的は11人」  ジョージ・ジョナス  新庄哲夫 訳

最近話題になった映画、「MUNICH ミュンヘン」の原題になったものです。ドキュメンタリーとして書かれたこのストーリー、 実に骨太で重みがあります。’70年代当時の物語ですが、いま読んでも全く古臭くなく、逆にテロリズムがすぐそこにある現代に、 よりリアリティーを持って読めます。映画は観ていないのでなんともいえませんが、かなり熱中するのは間違いないです。映画と原作、 比較するのは結構楽しいですよ。

 

 

「Sweet Blue Age」  角田光代、森見登美彦、他

青春文学をコンセプトに、いま話題の作家達が思い思いに書いたアンソロジー集です。青春文学ってあなどることなかれ。私小説あり、 ファンタジーありと、誰しもが感じたことのある時代をそれぞれが趣向をこらし書いてるんです。笑いあり、感動あり、かなり心に残る一冊です。 「すべての偉大なる作品は、青春文学なのだ」本当にそうかな、と思いました。収録「森見登美彦」 の本は既刊のものも最高に楽しいのでオススメです。「太陽の塔」「四畳半神話体系」どちらも本当に面白かったですよ。

 

 

「バンビーノ! Bambino!」  せきやてつじ

漫画なんですが、いますごく気になる本です。ストーリーは新米のイタリア料理人の立身出世ストーリー、 と言ってしまえばシンプルですが、またいろいろ細かくて面白い!リアルな設定と描写、用語や料理も全てリアルです。 何気に含まれたテーマは全ての仕事に通じる本質的なもの。新米の目から通して新たに見つめることができ、 またイタリア料理にもちょっぴり造詣が深くなったり・・・。春から新社会人になる人にも、 初心を思い出してみようかなぁという人にもオススメです。

 

 

 


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