Chic Radical News



« HELEN KAMINSKI (ヘレン・カミンスキー) THEMBA! | メイン | Semi-Couture (セミ・クチュール) ラメカーディガン! »

mai 13, 2012

made in Japanの底力! 福田織物のコットンストール!

寒かったり暖かかったり、忙しいお天気ですね。
さて、今日は珍しいタイトルの付け方をしていますが、
久しぶりに新しい、嬉しい発見をしたもので。
これは皆さんにもぜひ、買い逃しの無いように!!!


12ss-120-st-1.jpg


パッと見、どこにでもあるような無地のストールの写真ですが、
このストール、とんでもない代物です!


このストールを織っているのは静岡県掛川市の福田織物さんという工場。
ここの技術が半端じゃありません。


先ず、このストールに使われている綿は新疆綿と言いまして、エジプト綿、
スーピマ綿と並んで世界三大コットンと呼ばれるほどのもの。
繊維が長く、織物にするとシルクの様な光沢がでるのが特徴です。


コレを糸にするのですが、なんと120番手の単糸に施しています。


ちょっと長くなりますが説明しますね。


綿という繊維を長く線状に連続したものを綿糸と言います。
単位重さ1ポンド(453.6g)あたりの綿繊維を、
長さ840ヤード(768m)の綿糸にすることを「一番手」といい、
糸の太さが細くなると番手数が大きくなります。


因みに120番手だと約100800ヤード(92160m)の長さになるほどの細さです!


こんなに細い糸で織物にすると直ぐに切れてしまうため、
この細い糸をさらに二重にして煉り込んだ双糸(そうし)として
使用するのが一般的です。


こんなに細い紡績が可能なのも新疆綿の特徴でもありますが、
それを1本の糸(単糸〜たんし)のまま使用し、
織物を織れるのも福田織物さんにしかできない技術なのです。


12ss-120-st-3.jpg


このように、向こうが透けて見えるほど。
こういう細い糸で織られた薄いストールって、大体使い込んでいくと
へにゃへにゃへにゃと、ぺちゃんこになってしまうのが殆どですが
コレは違います。


12ss-120-st-4.jpg


クシュクシュとコンパクトにした後でも、ストールを少し引っ張ると
このように生地のハリが戻り、ヴォリュームが出せるのです。
堅いとは全く異なる、ハリ感が常に失われないのです。


そして、恐ろしく軽い!!!!!


巻いた時、本当にストレスフリーです!!!!!


ストール好きで、今まで多くのストールを巻いてきましたが
軽さ、肌触りでここまでのモノは無かったかも。


そして、世界はそこにちゃんと目を付けていて、○ルメスや○ッセイ・○ヤケ、
○ャロル・○リスチャン・○エル、○ァリエロ・○ルティ(別に伏字にしなくても
良いのですが)などのトップメゾンが、福田織物さんの生地を求めて
掛川詣でをされているとか。


○ルメスの製品になったら幾らになるのでしょうか(笑)?


とにかく、これぞ一流、一級の商品と保証します!


12ss-120-st-2.jpg


こちらはカラー、レッド。
ちょっとオレンジがかったお色めです。
イタリアン・トマト・レッド、って感じでしょうか。


12ss-120-st-5.jpg


こちらはカラー、グリーン。
実際のほうがもう少しあざやかかも。


上記2色は日差しが強くなる夏の差し色に!


12ss-120-st-6.jpg


こちらはカラー、チャコール。
少し赤みが入っています。
筆者はコレ、欲しいなあ。


12ss-120-st-7.jpg


そしてカラー、ブルーブラック。
ネイビーよりも、一段階深い色目だと思います。


弊店顧客様は後者2色がお好みの方が多い、かな(笑)?


ダークめなお色めでも生地感がとても薄く軽いので、視覚的にも
“重さ”は一切感じさせません!


軽くて持ち運びもしやすく、クシュクシュと、皺も気にせずバッグ入れられて、
真夏の日除けにもってこいの薄さと柔らかさ。
もちろんコットン100%なのでお家で洗えます!


騙されたと思って、巻きに来てくださいね!


福田織物のコットンストール
税込み ¥18,900-


Back Number
Recent Entries
Group Link
Syndicate This Site