2020年04月13日
Text 「Amazon Jungle Cotton Twill Ventilated Shirt」
アンデスは南北に長く、ベネズエラ北部からパタゴニア地方南端のフエゴ島まで
7500kmに及ぶ世界最長の山脈だ。それに比して東西の幅が狭く、
6000m級の急峻な山々が連なる。
ペルーなど低緯度地帯に位置する中央アンデスでは急激な標高差による
多様な環境帯が集中して存在している。
ペルーの地理学者ブルガル・ビダルはそれらを8つの環境帯に整理した。
ケチュア語で名つけられた環境区分名は西側の太平洋から
チャラ、ユンガ、ケチュア、スニ、ブナ、ハンカ、ルパ・ルパ、オマグアである。
それらは砂漠からはじまり温暖な森林地帯、比較的温暖な谷間、
富士山の高さを超える草地、寒冷な高原、人の住めない常雪地帯、
湿潤で温暖なアンデス東斜面、アマゾン熱帯雨林へと変化していく。
それぞれの気候帯で採れる作物が異なるため中央アンデス周辺では
多様な農作物が栽培されている。そんな農作物の一つでこの地域が原産である
超長綿（ゴシピウム・バルバデンセ）の栽培は概ねチャラで行われる。
チャラは海岸沿いの砂漠地帯で寒冷なフンボルト海流の影響で雨が少ない。
しかしアンデス山脈から太平洋に注ぐ河川からの豊富な水で灌漑農業が行える。
特にアンデス山脈の麓で標高が少し高い地域では昼夜の寒暖差があり
乾燥した気候のため虫の発生が少なくコットン栽培に向く。
年間を通して気候が安定しているため年数回の収穫が可能だ。
このエリアでこの国を代表する超長綿の品種ペルーピマコットンが栽培されている。
そしてこの生地に使ったのはチャラでオーガニック認証を受けた畑で栽培され
手摘みされた稀少なオーガニックピマコットンである。
紡績までをペルーのオーガニック認証工場で行った後、
糸で日本に持ち込み兵庫の機場でブロードに織った。
程よい張りを持つ良いブロードになった。
ブラウンコットンの色合いが美しいベンチレイテッドシャツ。
ベーシックなワークシャツ風ですが、背面から袖に続くベンチレーションは
いろいろな開け方で着こなしの幅が広がる遊びのあるシャツです。
少し長めのカフスなど細かなディテールにも遊びが詰まっています。
ペルーのアマゾンで育てられているアマゾンジャングルコットンは、
バルキーな風合いと豊富なナチュラルカラーバリエーションが魅力です。
このツイルはブラウンにより繊維の長いホワイトを混ぜた糸で織りました。
バルキーな手触りと、ナチュラルカラー特有の褪せずに深みを増していく
色の経年変化をお楽しみください。
Text ♂♀
Amazon Jungle Cotton Twill Ventilated Shirt
アマゾンジャングルコットンツイル ベンチレイテッドシャツ
ユニセックス
￥38,000 + TAX
通販希望や在庫の確認など、お気軽にお問い合わせ下さい。
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